今回は「高校よくわかる参考書いい?」です。
ここ最近、数学、物理、化学など理系の参考書で、よくわかる参考書が多く出されています。
マンガで説明したり、基本事項を根本から詳しく解説しています。
それらを見て、すごいな確かにかなり基本からわかりやすいと感心します。私たちの時代にはなかったです。
ただ、なぜか違和感があります。
※ 特定の著書を特定するものではありません。非常によくできていて分かりやすいです。
※ マンガでは想像力がつかないという古い考えですね。私個人の感想です。
違和感の正体
かなりわかりやすくていいのですが、これが果たしていいのかと天邪鬼に考えます。
例えば、参考書(普通の?) を読んで、何を書いているのか分からないことは多いです。
そして、なぜそうなるのか、どういう原理になるのかを解読します。頭を悩まして長時間考えることもあるでしょう。
そこで、懇切丁寧わかりやすいのは便利です。ムダに考える時間をカットして、効率的ともいえます。
しかし…この解読のムダな時間と労力が、実はかなり重要なのではないか。そこで理解が深まり、よりおとしこめるのではないかと。
それを、分からないところを先回りして、考えることを回避した楽なツールでは…と一瞬考えます。
塾での解説と同じ
そして、これらの参考書の解説は、塾で私がする解説と似ています。
同じように、私が分かりやすく形を変えて、生徒に見せます。
それこそが塾のわかりやすい解説で、そこに価値があります。
しかし、先の違和感と同じです。先回りしてわかりやすい形にしてしまい、そこで生徒が考えて完全に理解できる機会を奪っているのではないかと。
例えは合っているか分かりませんが、うっとうしい小骨をあらかじめ取って、食べやすい魚を出す…
それからもう一つ。それらの参考書はページ数が多く分厚いです。解説が詳しく長くなるので、マンガも入り、必然的にそうなります。
すると、何か長く、多く、分からなくなるような…。全体が見えないというか、系統立てられないというか…
さらに、分かりやすい例えが多いのですが、何かずれていて違うような。何か浅い理解というか、分かった感じを間違って持つことも…
上位者にはどうか…
別に非難するどころか、基本から分かりかなりよくできていると感動すらします。
一人で参考書や教科書を読んでも分からないとき、非常に分かりやすくいいです。
ただ、上位者や上位を目指す場合は、口当たりが柔らかく良くないような感じも受けます。
私が塾で解説をする時は、その内容を理解した上で、それを分かりやすく咀嚼します。
それができるには、本当に分かっていないとできません。
そここそが生徒自身が自力でクリアすべきところかも知れません。
※ 念を押しますが、非常によくできていて分かりやすいです。下手に塾や予備校に行くよりも、いいのかもしれません。
