高校生の塾で、最近はやり?の「高校生超管理塾」をとりあげます。
高校生の管理塾?
「授業をしない」で有名な武田塾さんが、高校生を対象とした学習管理塾です。そこを真似したのでしょうか、多くの似たような塾が増えた印象があります。
元からあった、あるいは授業に加えて、サービスの一環として行っていたことが、クローズアップされた感じです。
私自身、高校部で働いていたときに、例えば、夏期の学習計画を個別に立ててもらい、それを元に懇談しました。進路相談、学習相談、参考書や問題集を薦めるのも、目新しいことではありません。
それを、「学習管理」として、商品にするところがうまいなと感じます。
さらに、授業や指導ではなく、参考書・問題集のルートを作り、学習計画を立てる。そして、学習して進捗状況を管理します。個別懇談をくり返し、模試の結果などで、修正を加えていく。
これに「超」がつく管理も、はやりつつあります。大学合格までの道筋を引いて、強制的に管理して進めていきます。そうしてほしいという、高校生や保護者の方が多いと聞きます。
ビジネス的にうまい? かなりの技量が必要?
中学生なら、私も指導していますが、5教科全てを塾で指導して月謝を頂きます。
しかし、高校生はそうはいきません。塾で全ての教科を指導は、時間も費用もかかります。複数の講師で指導するとしても、なかなか講師も集まりません。
それを、教科指導をせずに、学習管理で大学合格までもっていく。指導ができなくても可能で、それで料金を頂けます。月々6万~7万、あるいはそれ以上かかると聞きます。
それが高いか安いかは、まだそういう塾がメジャーになる前で、相場が見えにくく分かりません。それで、大学に合格すれば安いとも言えます。
そして、学習管理の1つの学習計画を立てるのも、それほど難しくありません。「参考書ルート」という恰好良く聞こえますが、参考書をお薦めしているだけです。今の時代、スマホで調べれば分かります。
すなわち、それは高校生本人でもできるということです。学習計画も、高校生なら作れます。しかし、差が生まれるのはその先でしょう。
実際に大学に受かるまで、何をどれだけすればいいか分からず、「プロ」が計画を立てます。そのためには、大学入試の知識、教科の知識、生徒を知る事など、かなり高度な技量が必要です。
私自身が、同じようなことをしていますので、その大変さは分かります。それが本当にできる人は、かなり少ないです。また、塾自体がそのノウハウを持っているかどうかですね。
似たような類似塾に、多額の費用や時間を費やさないようにしてほしいです。
ですから、その管理塾に、教科指導や質問対応を加えて、差別化をはかる塾が増えるでしょう。あれっ? それって、普通の塾や予備校では…。
自分で計画立てて勉強するべき?
その「管理」も様々です。自主学習を手助けする軽い管理から、それこそ24時間管理する超管理まで。そこに、どこまで管理すべきかはないです。
もちろん、高校生本人が自分で計画を立てて、自分で努力するのがベストでしょう。しかし、それができない、自分を律することができない。あるいは、志望大学まで、どこまですればいいか分からないなら、管理塾も必要です。
ガチガチに強制的に管理して、何とか大学に入っても、その後が…というのは塾や予備校に責任はないです。それが正しくないと判断するなら、管理塾を選ばなければいいだけです。
逆に、そういった管理塾の助けを得て、志望大学に合格できる可能性があるなら、活用すべきでしょう。
これから広がる予感?
従来の予備校も、指導形式を変えてきています。予習型であったり、個別指導を取り入れたり、質問対応を充実させたり。そして、この管理型にも。
元々浪人生対象の予備校は、全寮制のところもあり、大学入試への管理のノウハウは持っているはずです。
そして、すでにそうですが、中小の塾や個人塾でも、管理塾もどきが雨後の筍のように増えるでしょう。
私自身は、教科指導がメインで、管理型は補助でしかありません。そこで料金を頂くつもりはないですが、誰でも始められますし…。そういうと反論があるでしょうが、うまい商売だと思います。
昔、やる気のない高3生を説教して、塾に自習に来させて、やること決めてやらせましたね。結果彼は、国公立大学の工学部に現役合格しました。月謝以外は頂いていません。これからは、これが商売になるなら、何となく寂しいです。
