国公立大学の壁

今回は「国公立大学の壁」です。

現役で、国公立大学に合格できる(一般入試)人とできない人に、大きな差があるように感じます。それは、実際に数多くの高校生を指導しての感覚です。

愛媛県でいえば、愛媛大学に合格できるかどうか。

特に、高2の後半くらいには、色濃く見えてきます。それは、その時点での模試の判定とか、成績に関係なく感じることです。

言い方が難しいのですが、現役で国公立大学に合格する生徒は「強さ」を感じます。単なる能力とは違うものです。

さらに、岡山大学や広島大学になると、また違う「強さ」を感じます。

※ 多分に、個人的な偏見を含みます。入試には絶対はありません。

国公立大学に合格するには

あくまでも大雑把ですが、地方のトップ公立校で6割、2番手が4~5割、偏差値55前後の高校で2~3割。これが、国公立大学に合格できる割合です。

もちろん、高校に入ってから、どれくらい勉強をするかにより、大きく左右されます。それが分かる数字でもあります。

しかし、中学までの勉強と高校までの勉強は、質・量が大きく違います。高校はトップ校に合格できても、高校では苦労することも多いです。

それは、何がちがうのでしょうか。

「強さ」その1

単純に、頭がいい、能力が高い、勉強量が多い、努力できる…そういった表面上のことではありません。

ものすごく表現しにくいのですが、国公立大学に合格できる高校生は「強い」です。それは、学力だけでなく、精神的な強さも含みます。

今の時点では、勉強していなくても、高3になり入試直前でも追い込みが効きます。

接していると、精神的な安定を感じます。それは、落ち着いている、精神的な上がり下がりが少ない。堂々としている…といった感じでしょうか。

また、変に悲観的でもなく、いい加減でもなく、自己を冷静に分析できます。単純な真面目さとは、また違います。

「強さ」その2

学力面でいうと、語学系が強く安定しています。先程の精神面にも通じますが、語彙力が豊かで、しっかり話せますし、ユーモアもあり柔軟性があります。

自分を冷静に見られる。また、外界との関係をうまく保てる。それは、ことばで考えて、判断できるからでもあります。

教科的には、英語と国語になります。その2教科に対して、言葉の力として、読む力も備わっています。さらに、テストで問題に対して、「常識的な」判断ができて、答えることができます。

それは、他の教科にも影響します。

国公立大の入試では、共通テストを含めて、多くの教科があります。それらに対応できる総合力が必要です。

また、文系・理系を問わず、英語200点、国語200点と配点が高く、そこで点数を取れないと合格が難しくなります。

※ 大学・学部により配点は異なります。

「強さ」その3

数学においても、現役で国公立大学に合格できるかどうかの差はあります。

高校数学を、定期テストごとに、何とか解き方を中心に覚えてしのいでいる場合は難しいです。それを、できる範囲でいいので、自分で考えて理解して消化できるかどうか。

そこで、大きな差が生まれると感じます。これは、どちらが先かは難しいところです。最初から、そうやって取り組めるからできるようになったのか。あるいは、勉強の取り組み方を考えて、考えてできるようになるのか。どちらのケースもあるでしょう。

数学に限らず、勉強するときに、どこまで考えて理解できるか。そして、それを消化して、自分のものにして体系立てられるか。それができるか、それをするかが、分かれ目になると思います。

その時点での成績がどうであれ、勉強に対する取り組み方を見ると、この生徒は国公立大にいけるなと感じます。

※  あくまでも私見です。勉強を積み上げることで、集中的にすることで、取り組み方を変えることで、どうにでもなります。ただし、歴然とした差があり、そこに大きな壁があるのも現実です。