今回は「塾だけでは成績は上がらない」です。
塾は成績を上げるために行きます。
しかし、塾に行くだけでは成績は上がりません。
「自分で」勉強しなくてはいけません。
これは、矛盾しているようですが、真実です。
塾「だけ」で成績を上げる
塾だけで成績を上げることはできません。
たかだか塾で、週1日~週2日で、1時間~2時間程度勉強して、それだけでできるわけではないです。
学校の授業や宿題、家庭での学習。そのうち、塾の学習はごく一部にしか過ぎません。
ですから、実際の塾の効果は、直接的にはあまりない場合が多いです。
塾は、学習の一部で、補助で、助けとなるものです。
塾に行き、
学校の授業がわかるようになり、勉強に興味がわいた。
塾の勉強をきっかけにして、家でも勉強するようになった。
テスト前に、塾のテスト対策を含めて、学習量が格段に増えた。
…など、勉強に向き合い、勉強することで成績は上がります。
昔、上司から「塾は学習の潤滑油」だと言われました。
しかし、
それらの「自分の勉強」を請け負う塾が増えました。どこまで塾でするかは、塾により違います。
そして、塾の多様化により、「塾だけでは成績が上がらない」「自分で勉強しないと成績は上がらない」に揺らぎが生じています。
塾だけで成績を上げる塾
塾で勉強の大半を請け負い、成績を上げる塾も多くあります。
毎日塾に通い、長時間塾で勉強すればいいです。それを売りにする塾もあります。
また、テスト前に強制的に、テスト勉強を塾ですることもあります。
テスト対策の授業に加えて、塾でテスト勉強をします。つまり、自分で勉強するのを、塾でします。
また、塾で自習する場合も、「塾で」となります。
通塾日数が多く、拘束時間も長いと負担になりますし、費用も高くなります。
しかし、自分で勉強するのを、塾で肩代わりすれば、安価に抑えることもできます。
自分で勉強、自習、塾の指導の境目があいまいですが、「塾だけで」と言えます。
保護者・生徒との意識の共有が重要
この点は、私自身は大いに反省すべきです。
当塾の場合、例えば、中学生は1日3時間学習です。そのため、宿題は覚えてくることで、基本的に出しません。※ 生徒によっては出しています。
その勉強量で、成績が上がると思った私が考えが甘いです。確かに上がるのですが、週2日計6時間(中3は週3日)だけで、足りるわけがありません。
それで成績が上がるとは言っていません。ただ、あいまいな意識の共有です。
家でどれくらいすればいいのか、テスト前どれくらいすればいいのか。生徒によって、それぞれ必要な勉強量は違います。そして、それぞれの目標にもよります。
入塾の面談、保護者懇談で、何となく成績について話していないか。塾でできること、成果を出すのに必要なことを提示しているのか。
それは、ただの責任逃れだと感じます。
意識のずれから不平が出る
その結果、意識がずれて不平が出ます。
塾であれだけやっても、成績上がらないとなります。
生徒が、「塾に行っても成績が上がらない」と不平を言います。
塾側は、「塾だけでなく、自分で勉強しないと成績が上がらない」と思い、それが現実です。
一方、保護者・生徒側は「塾に行っているのに成績上がらない。塾は、成績をあげるためにある」と思い、それも正しいです。
そこに、大きなずれが生じます。
塾がどこまでできるかは、塾にもよります。塾でかなり引き受ける場合も、家庭での学習を促す場合もあります。
私自身、反省して、今後の入塾面談、保護者面談では、より明確な意識の共有をはかります。
