今回は「新中1春の勉強」です。
3月から春休みにかけて、中学生になる前にどう勉強すればいいでしょうか。
昨年も同様の記事を書いています👇
先取り学習は必要?
多くの塾では「中学準備講座」として、中1内容の先取り予習をします。数学と英語です。当塾でも実施しています。
それらの学習は必要でしょうか? 効果はあるのでしょうか?
結論からいうと、英語はかなり有効で、数学はした方がまあまあ有利です。
※ あくまでも個人的な考えです。
数学
正負の数の加法・減法までしておくと十分です。この計算は数学の根幹をなすので、早いうちにしておくと楽にはなります。
ただ、少々先をしたからといって…が私の本音です。
また、算数が苦手な場合は予習はかなりいいです。ですから私は春休みまでにくり返しします。新学期から塾に来る場合と、かなりな差がつきます。
数学の予習もいいのですが、まずは算数をきっちり復習しましょう。小数・分数まで含めた四則計算、面積・体積・速さ・割合などの基本事項が大事です。
英語
英語は中学でかなり難しくなります。
指導要綱が変わり、小5から教科として学びます。そのため、中学で習う英語は難しくなりました。例えば、必修単語は倍近くに増えました。
何よりも、中学での英語は読み書きが中心です。英単語、英文が書けないと非常に苦しみます。
ですから、塾などで「書く」英語をしておくとかなり有利になります。
しかも、中1が一番難しく、最初から大変です。以前でしたら、1学期はアルファベットから始めて進度も遅かったです。しかし、今は最初から早いです。小学校で習ったことを前提にしていますので。
ですから、春休みまでに、アルファベット、英単語、英文を書く練習をすべきです。さらに、簡単な英単語はつづりを覚える、英文も書けるよう覚えましょう。
1学期の中学のテスト
入学後、診断テストが各中学であります。国算理社の4教科で学年順位も出ます。
このテストの点数や順位はそれほど神経質になる必要はありません。最初の診断テストは良かったのに…という声をよく聞きますが、それ以降のテストとは別です。
今、1学期の中間テストがないので、期末テストが最初の定期テストになります。
6月に行われますが、範囲も広く、最初のテストとしてはきついです。先程言いました英語もそうです。
スタートダッシュで、1学期期末テストでどれくらいの点数と順位が取れるかで、今後に大きく左右されます。
例えば、順位を目にすると、刷り込みではありませんが、ああ自分はこれくらいの位置かと思い込みます。そして、少なからずそれが今後の学習に影響します。
悪ければ「自分はできない」と思ってしまい、やる気も減りこんな感じかと勉強量も増えにくいです。逆に、上位にいると、その順位をキープしようと意識が働き、勉強にも向かいます。
学力をつける
「新中3の春の勉強」でも、同じように「学力をつける」時期だと言いました。
例えば、小学校の時のテストでほぼ100点が取れているならば、基礎学力はあると思います。
しかし、70点くらいしか取れていない場合は、そのまま中学生になると厳しい可能性が高いです。
私は小学生は「計算と漢字」と思っています。そして、今はそこに「英語」が足されるでしょうか。
春休みのドリル、小学生の総復習など市販の問題集でいいです。春休みになる前に始めましょう。