今回は「夏まで基礎固め?(高校数学)」です。
受験勉強で、よく夏までは基礎固めといいます。そして、秋から実践演習と。
それは正しいのですが、数学で基礎固めといっても漠然としています。
① 基礎固めって具体的に何を固めるの?
② さらに、基礎固めの勉強は何をするの?
③ 基礎固めをして間に合うの?
目次
基礎固めとは何を固めるのか
数学では、各単元の基礎が理解できるということでしょうか。
原理原則が分かり、公式が理解できて使える。しかし、これってかなり高度なことです。
では、問題が解けるという点から、どこまで解けるようになるべきか。
教科書の例題、練習問題まで?または、応用例題まで?
教科書傍用の問題集では、A問題まで?B問題まで?
青チャートでいえば、基本例題まで?重要例題まで?
基礎固めの勉強は何をするのか
基礎の理解
先程の各単元の理解では、教科書を使います。しかし、教科書を解読するには、かなり時間がかかり効率悪いです。
また、一人で読んで理解するのも難しいです。参考書や動画で学ぶことはできますがおすすめしません。高3になっていて夏までにはできないでしょう。
どちらかというと、難関大学を目指して、数学を根本からやり直す場合の勉強です。
かつて、私の知人が数学が苦手で、教科書を一から全部読み直して早稲田大学に合格しました。
まあ、私が教科書からしろと言ったのですが。何回か聞かれて、原理原則を掘り下げて説明しました。
かなり深い高度な基礎です。
問題が解ける
どこまでを基礎固めにするかは人により様々です。
例えば、共通テストや入試の基本~標準までとするなら…
教科書の応用例題まで、教科書傍用問題集のB問題まで、チャートの基本例題までです。あくまでも個人的な考えですが。
では、それらの問題を全部解くのでしょうか。
よく「参考書ルート」とありますが、チャートを1周するのも無理な気がします。だって、他の教科もたくさんあります。チャートならまだ黄チャートがいいですが、問題数は莫大になります。
そうなると、基本レベルの問題集を解くとなります。それはそれでいいです。
例えば、共通テスト用の基本問題集でいいでしょう。高校でもしますし、当塾でもします。
ただ、それが基礎固めになるのか少々疑問です。まあ単元を流して一通りやった気になるでしょうか。言葉は悪いですが。
ではどうするのか。そこは柔軟に考えましょう。
※ 具体的なやり方は当ブログでもいくつか紹介しています。
基礎固めしていたら間に合わない
私が考える基礎固めは、「基本から標準の頻出問題まで解けるようにする」です。
また、基礎の理解は単元を深く理解することで、基礎=簡単ではありません。
ですから、かなり高度な「基礎固め」をさしています。
基礎ができるまで時間をかけてしても、間に合わず入試がやってきます。
もちろん、基礎ができていないと、難しい問題は解けないですし点数もとれません。
しかし、基礎を100%にする必要はありません。
共通テストタイプの実践問題も、記述入試の難しい問題も解かなくてはいけません。
70~80%くらいの基礎で粗削りでも構いません。
※ 例えば、苦手な単元から基礎固めで潰していくと効率的です。
夏までは基礎固め…は正しいですが、基礎固めだけしていたら間に合いません。
結局「基礎固め」は何をする?
あいまいで分かりにくいので、強引にまとめます。
結局何をするの? 高3の夏まで。
基本から標準的な薄めの問題集(単元別に編集してある) を通して解く。解けるようにする。
苦手な単元は基本から見直す。チャートなど参考書の例題などを解く。
ただし、志望大学の入試に合わせて、記述問題や数Ⅲなども同時にする。
基礎固めは80%くらいで十分。入試問題をターゲットにして難しい問題にも取り組まないと間に合いません。バランスが難しいですが。
