今回は「成績を上げる接し方」です。
「厳しい」「優しい」「ほめる」「しかる」など生徒との接し方は色々あります。
また、一昔前は、スパルタで(特に中学生) 強制的に勉強させて成績を上げるのが主流でした。
しかし、令和では〇〇ハラと言われて、前時代的なやり方は通用しません。生徒たちの気質も変わります。
それでも、昔からのやりかたを押し通すか、あるいは生徒に合わせてシフトしていくのか。
子どもたちとどう接して、そして成果を上げていくのか。
優しく教えてもできるようにならない
私自身、昔から「やさしい」と言われることが多く、その「甘さ」「ぬるさ」を指摘されました。
パワハラ気味に叱られることも多々ありました。
「やさしく」「懇切丁寧に」教えて何が悪いのかと思うのですが、生徒への接し方が変わるだけで、定着度が著しく違います。
間違えるたびに何回も「やさしく」説明をしても、何回も間違えます。そして、定着せずに、テストでもできません。
しかし、少し接し方を変えるだけで、定着がよくテストでもできます。その差が何か、そしてその差が大きいのだと思います。
二度目、三度目は答えを言わず、説明せず考えさせるなど方法論もあります。もちろん。
しかし、そんな小手先のことではなく、生徒が自分でできるようになることを目的にして、確固たる信念を持つことが分かれ目だと感じます。
その場でさしさわりなく教える(答えや解き方を言う) ような、流れ作業のような緊張感のない雰囲気では、できるようになりません。
例えば、一言「家でもう一回復習しといて」の言葉も、機械的では響きません。その言葉の語気というか、切羽詰まった感じというか、こちらの思いを乗せるべきです。
おさえつけでなく熱意?
私自身がやさしく甘いとしたら、それは塾講師として致命的で論外です。
青臭い精神論は嫌いですが、特に中学生に対しては「厳しさ」が必要です。
ただ、その厳しさの見せ方、伝え方などは考えます。
一昔前なら、超スパルタでおさえつけて、できないと怒られるという恐怖感すら与えて、押し込むことも多々ありました。
そういうタイプの指導者も多かったです。しかし、総じて、成績はそれほど出ていません。
特に中下位層は、よくわからないまま空回りが目立ちます。
塾で強制的に勉強させる、確認テストで暗記させる、定着を確認するなど指導そのものの厳しさが一つ。
それは、教室の雰囲気で即わかります。緊張感なくだらけると、解くスピードも遅く力がつきません。
その一方、パワハラ的?な指導でなく、温かみもあり真剣さがにじみ出るタイプの指導者も多くいます。
生徒が多い塾の塾長や教室責任者はこのタイプです。前時代的な厳しさやきつさもありますが、熱意がもれています。
今の時代は、指導者自身が自分に厳しいことが必要だと感じます。
その姿勢が言動に表れて、子どもたちが敏感に察知します。どう接するかの前に、指導者自身がどうあるかが先かも。
きつくなってはいけませんが、心を鬼にして指導しないとできるようにはなりません。
何度も間違えたときに、またできなかったねえとへらへらしているようでは、責任感のかけらもありません。
