「塾開業~その5」で、今回は融資についてです。
これまで、開業の準備について書きました。塾は、初期投資が少なく済みます。私は、ムダに費用がかかりましたが、実際にはもっと安くできました。
最初に手元にある資金を見て、融資を頼むか悩みました。
融資を受けるか?
資金を貯めていましたが、それほど大金ではありません。大企業勤務でも、公務員でもなく、退職金もわすかです。
例えば、FCに加盟しようとしても、加盟金を出せないほどです。ただ、小さい個人塾なら、出すのは可能でした。
塾を開いて、1年間生徒がほぼ来ないと仮定して、生活できて、やり直すくらいの微々たる現金が残るくらいは想定しました。ただ、よく考えると、塾を2年目以降も維持するには、それでは耐えられません。
また、融資を受けるなら、政策金融公庫からと考えていました。しかし、審査に通る自信は全くなかったです。
一番の懸念は、数年前まで借金があったことです。いわゆるブラックリストに載り、それが消されていない可能性があると。調べると、5年経たないと消えず、一発アウトともありました。ただ一方では、その時の状況により検討されるとも。
昨年の12月初めには、もう物件と賃貸契約をして、塾をすることは決定していました。融資を受けられなければ、自己資金だけでするつもりでした。そして、ダメもとで、政策金融公庫に申し込みます。仮にだめだとしても、その経験はむだではないと考えます。
融資を受ける理由、今となって一番良かったのは、精神的な安心感です。もし、自己資金だけなら、背水の陣となり、重圧が半端なかったでしょう。融資を受けた今でも、現金が減ると恐怖です。自己資金だけだったら…。
政策金融公庫から融資を受ける
政策金融公庫への申し込みは、直接行きました。初めに相談に行き、申し込みの書類をもらいます。それに記入して申請しますが、郵送でも良かったです。
必要な書類としては、源泉徴収など収入を証明するものが必要です。それを初め用意できず、あとでバタバタします。結局、役所で収入証明書を発行してもらいました。
また、自己資金について、通帳の提出は重要だったそうです。自己資金をどうためていったかなど、給与の振り込みの記録などと合わせて、よく見られます。
申し込みをしてから、担当の方との面接日が決められます。そして、面接をして審議に入ります。私の場合、12月の初めに相談に行って、年末には融資が決まり、振込もされました。
融資の審査に通る?
一般的には、専門家である会計士さんなど、プロに頼むケースが多いようです。しかし、私は自分一人でします。正直よく分かりません。事業計画とか、資金計画とか、名前すら知らない素人です。申し込みは見本通りに書きます。
面接に、普段着で行こうとしたくらいです。前日に調べて、あわててスーツを用意します。
良かった点は…
まず、自己資金比率です。自己資金の4~5倍が融資の目安らしいですが、私は1倍です。そして、塾であるゆえに、その金額も高すぎることはないです。
そして、塾での勤務経験の長さも大きかったようです。実際には、塾を開くのに、塾で働いた年数はさほど関係ないです。しかし、一般的には、その業界での実務経験は重要だそうです。割と細かいところまで聞かれました。
審査の面接
面接では、ネットで調べたような質問はほとんどなかったです。実際に塾を開いて、生徒を集めてやっていけるのかと、具体的な話が多かったです。
立地条件や、私が教室に住み込むのか、対象学年・教科・月謝など、意外に鋭い質問が多く、驚きました。さらに、後日、教室予定の物件まで足を運んで頂きました。
面接から審査までが速く、融資が決まりすぐに振り込まれて驚いたくらいです。
正直融資は難し感じていました。ただ、今現在は、国が積極的に融資をしようという流れになっているようです。ですから、私みたいないい加減な?素人でも、融資が通ったのでしょう。
返済もいくつかパターンがあるのですが、返済期間も猶予があり、利息も非常に安いです。開業数ヶ月後、政策金融公庫さんから電話があり、状況を聞かれたのですが、計画以上に生徒さんが来ていると話せて安心します。先は分かりませんが…。
起業に塾はおすすめ?
私は、50を過ぎて塾を始めたのですが、今現在は起業がしやすい環境だと感じます。
一昔前なら、手間がかかり大変だったことも、ネットなどの進歩により楽になりました。かかる費用も、かなり安く済みます。
ホームページ作成、チラシのデザイン・印刷・注文、連絡手段としてLINE、アマゾンでの物品の購入、会計ソフト、オンライン教材…など数多くの利便さを感じます。
そして、塾は起業しやすいです。始めるのに、資格も許可もいりません。未経験でも、十分にできます。わからなければ、ググって調べればいいです。
初期費用も、それほどかかりません。また、仕入れや在庫などがなく、毎月安定した月謝収入があります。
もちろん、昔に比べると、生徒を集めることは至難のわざです。それでも、よほど間違えなければ、誠心誠意で指導すれば、ある程度は生徒さんは来ます。塾には、これでいいという正解はないので、挑戦してみる価値はあると思います。
次回👇

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