今回は「塾講師の力量・続①」です。
前回の「塾講師の力量・序」で、塾講師の力量をいくつか述べました。
そこで、今回は「指導の力量。わかりやすく教えられるか。高い教務力があるかどうか」を取りあげます。
塾講師の仕事は、生徒の指導なので、この2つは基本と言えます。
わかりやすく教えられるか
最低限必要な力量
塾で生徒に教えて「わかりやすい」と感じてもらうことは、塾講師としては最低限必要な力量といえます。
塾の体験授業で、「わかりやすかった」という評価からの入塾は多いですし、通常でも、塾講師や塾の評価につながります。
もちろん、最初からわかりやすい説明はできませんし、慣れていなうちは難しいです。しかし、経験と勉強を積めば、この技量は比較的簡単に身につきます。
技術的には…結論から言う、具体的な例をあげる、生徒と双方向で対話するなどがあります。また、ごちゃごちゃ原理原則を言わない、難しいことは言わない。そして、究極はわかりやすいことをする…は言い過ぎですね。
ただ、このわかりやすく説明する力は、その人があらかじめ持っている能力だとも、私は感じます。
今まで数多くの塾講師に会いましたが、結構これができない人はいます。ただ、その場合は、説明せず解かして成績上げる、生徒や教室の管理に回るなど別の方法があります。
特に時間給(バイト)では、必要不可欠な力量だと思います。
過去2人、分かりにくいと苦情が何回も出て、やめてもらったことがあります。ただ向いていないというだけです。
また、40歳過ぎた社員の人にも、この仕事は向いていないと言ったことがあります。パワハラ? 生徒からの苦情がすさまじく、そのしりぬぐいで大変でした。しかも、色々アドバイスしても、一切聞かず逆ギレされました…。
分かりやすく教えるを軽視?
「わかりやすい」は塾講師にとって、最低限必要だと言いました。社員になると、わかりやすく教えるだけではダメです。「成績を上げる」力量が必要です。
いや、「わかりやすく教える」力量がなくても、成績を上げられればいいです。
わかりやすいと言っていただけるのは嬉しいです。しかし、本来は「できるようになった」「成績が上がった」と言われるべきです。
塾の指導も多様化して、わかりやすく教えるだけではできるようにならないは一般的な認識です。
個別指導が増えて、一人一人丁寧に教えても成果が出ないという壁に当たります。そこから、各塾が創意工夫して進化しています。
私自身もその考えですし、生徒に考えさせるようにしています。安易に答えを教えない。確認テストをするなど。
勤めていた塾では、私は答えをすぐ言う、あなたが解いたのを生徒がなぞるだけ、解き方を教えるな、と散々叱られました。
ただ、分かりやすく教えることを軽視していると危惧もします。
基本がわかっていないのに、解き方を考えてもわからないのに、生徒にむだに時間を与えて放置ではないか。
勤めていた塾で、そう反論してもめたこともあります。
手前味噌ですが、私は「わかりやすく教える」力量はあると思います。それが武器なのは間違いないです。
今回はここまでです。「高い教務力が必要か」は次回ということで。

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