今回は「教えず考えさせる」です。
目次
教えない
当ブログで、何度も似たテーマを取りあげています。
教えすぎは良くない、教えず考えさせる。
塾講師ならば誰しも気づくことで、「教えない」にかぶれます。また、最終的にそこに行きつく講師は多いです。
説明しない、授業しない、教えない…塾講師の仕事と相反しますが、真実です。
ですから、授業がない塾も登場します。
うまく教えて潰す
塾講師の多くは「教えたがり」です。うまく教えようとします。
そして、生徒は「わかりやすい」となり、講師も満足します。いい授業したと。
わかりやすい説明、わかりやすい授業…を求めます。
それはそれで正しいですが、生徒が考えて身に付けていく過程を講師が肩代わりしているだけでもあります。
しかし、わかりやすく教えれば教えるほど、考える力を奪い、できるようになりません。
ですから、ある程度経験を積んだ講師は、教えずして生徒に考えさせようとします。
実は、この分かりやすく教えることと、教えないとことはどちらも必要で、どちらか極端に偏ると危険です。
👇今までの関連記事。私の中で結論出してます。
教えると教えないの匙加減
生徒により異なるが、いつもの答えですが、その匙加減は悩みます。
どこまで教えて、どこから生徒自身にさせるのか。生徒の学力、性格、教科や単元などその時々で異なります。この判断は難しいです。
※ 数年後には、AIが判断してくれるでしょう。私が塾講師を引退する頃には、塾による不確かかな指導は過去の遺跡となるはずです。
何回もやさしく丁寧に分かりやすく説明しても、決してできるようになりません。何回も間違え続けます。
また、逆に、基本が分かってないのに、教えず考えさせるという名目で生徒を「放置」。
今まで何度も目撃します。「教えない」にかぶれた講師の犠牲です。言葉がきついですが、非常によくあるケースです。
わかったかどうか、できるかどうかは後で「確認テスト」すればいいじゃん。そして、できなかったら、できるまで再テストを何度もすればいいじゃん。終わりです。
👇また関連記事。迷ってる?それだけ判断難しいです。
山本五十六の名言
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
山本五十六が語った名言で、人を動かすには、まず自らが模範を見せ、説明し、実践させ、ほめて承認する必要があることを示しています。
指導者の指針として、現代でも通用します。
できるまでの過程
分かりやすく、数学で問題を解く例で考えます。
① 講師が解いてみせる
いわゆる授業です。一斉でも個別でも同じです。解説も入ります。生徒はそれを聞きます、写します。
② 一緒に解いていく
今度は並行して、同時に解いていきます。ヒントを出しながら、解説しながら、書き方を説明しながら…。
また、類題や確認問題を解いてもらい、あえてもう一度こちらでたどるのも同様です。
③ 生徒に解かせる
やり方が理解できれば、生徒が練習問題などを解きます。講師は、丸付けをしたり、全体で答え合わせをします。
まだこの段階では、理解が弱いので解説もします。少していねいめに。
④ 自分で解けるようにする
3回目、4回目…になると、解いて丸付けをして、自力で直させることが多いです。
✕だけつけて返す。あるいは一言説明を入れる。
ここでの判断が難しいです。
毎回同じようにくそ丁寧に説明しても、その場では分かっても身につきません。しかし、分かっていないと、直せと言われても直せません。空回りします。
その回数やタイミング、指導の仕方はその場での判断です。
※ この辺の動作は、また別の記事で…。また似たような記事が増える…。
定着させる
別に、分かりやすくくそ丁寧に教えるのもいいと思います。それが塾の仕事ですから。
要するに、できるようになればいいです。それが塾の仕事です。教育的にどうこうは…
先ほども言いましたように、確認テストなどでチェックすればいいです。
成果出している塾は、「テスト」を定期的に数多く実施。そして、再テストなど厳しいです。
教えることより、こっちを強化すべきです。
これは、自分で勉強する時も同じ。最強の暗記方法は、自分で確認テストを作ってすること。そして、合格点決めてできるまで何度もテストするです。
あとは…
くり返し巻き返し解くことです。当塾でも、数学(中学生)は毎回プリント演習します。
そこには、これまでの復習も広く含まれます。そのプリント演習をする前とした後では、全く定着度が違います。
そりゃそうです。毎回毎回すればできるようになります。
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